Hello, chibivite!
🎯 このページのゴール
- chibiviteのコマンドラインインターフェースを実装しましょう
- chibiviteを実際に動作させることができるプレイグラウンドを立ち上げましょう
chibiviteのコマンドラインインターフェース(以下、chibivite CLIと表記します)を実装して、実際に動かしてみましょう!
まず、chibivite CLIの実体として packages/chibivite/bin/chibivite.js
を作成して、以下のコードをコピーしましょう。
#!/usr/bin/env node
function start() {
console.log('Hello, chibivite!')
}
start()
chibiviteをパッケージマネージャーでインストールした開発者がこのファイルを実行できるようにするため、package.json
に以下の内容を設定しましょう。
{
// ...
"packageManager": "pnpm@9.1.2",
"bin": "bin/chibivite.js",
"scripts": {},
// ...
}
これで、chibiviteをインストールした開発者は package.json
の scripts
フィールドで chibivite
コマンドを利用できるようになりました。
では、実際に chibivite
コマンドが使えることを確かめましょう。
モノレポにchibiviteをインストールして使うパッケージを追加しましょう。ここでは playground
という名前のパッケージを pnpm-workspace.yaml
に追加しましょう。
packages:
- packages/*
- playground
つぎに playground/package.json
を作成して、以下のコードをコピーしましょう。
{
"name": "playground",
"private": true,
"version": "0.0.0",
"type": "module",
"sideEffects": false,
"scripts": {},
"devDependencies": {
"chibivite": "workspace:*"
}
}
プロジェクトルートまたはいずれかのパッケージルートで以下のコマンドを実行し、依存関係を解決しましょう。
pnpm install
playground
ディレクトリに node_modules
ディレクトリが作成されれば成功です。
node_modules
の中身
node_modules/.bin/chibivite
pnpm exec chibivite
で実行されるファイルで、内部でchibivite/bin/chibivite.js
を実行します。node_modules/chibivite
`packages/chibivite` へのシンボリックリンクです。
インストールしたchibiviteパッケージのコマンドを実行するためのnpm scriptを追加しましょう。
{
// ...
"scripts": {},
"scripts": {
"dev": "chibivite"
},
// ...
}
playground
ディレクトリで以下のコマンドを実行しましょう。ターミナルに Hello, chibivite!
と表示されれば成功です。
pnpm run dev
おめでとうございます!これでchibivite CLIをプレイグラウンドで利用できるようになりました!🎉